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あうるすぽっとシェイクスピアフェスティバル2014参加作品
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子どもに見せたい舞台 vol.8

マクベス


「きれいはきたない きたないはきれい」

おとなになるまでに、どこかで必ず耳にする美しい、印象的な言葉の数々を生み出したシェイクスピア。2014年は、シェイクスピアの生誕450周年という記念の年でもあります。そこで、今年の「子どもに見せたい舞台」シリーズは、シェイクスピアの有名な作品のひとつ『マクベス』を、身体をふんだんに使って、躍動感溢れるステージにしてお届けします。

夏休み、少し背伸びして、新しい扉の向こうにある未知の世界を覗いてみませんか?

原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
脚本・演出:加納幸和(花組芝居)
出演:蓉崇 押田健史 横尾瑠尉 美斉津恵友 谷山知宏 丸川敬之

将軍マクベスは、戦いの帰りに三人の魔女に出会いました。三人の魔女は、最初にマクベスと呼びかけ、次にまだ彼が治めたことのない土地の将軍さまと呼びかけ、最後にはマクベスのことを「未来の王さま」と呼びかけました。
不思議に思っているマクベスのところに、新しい土地を与えるという知らせがやってきました。魔女の言った通りになったのです。マクベスは驚き、そしてもしかしたら、魔女の第三の言葉「未来の王さま」にも本当になれるのでは、と思いました。
そしてマクベスは、マクベス夫人と協力して、王さまになることを目指すことにしたのです。

みんな一番になりたいけど、望み通りには行かないよね。いやご安心下さい。駈けっこで、残念、一番を逃したとしても、世の中にはいろんな一番があります。一回や二回、いえ、それ以上何回も一番になれなくても、いつか他の人が出来ない一番を、必ず見つける事が出来ます。マクベスは、国の一番「王」になりたいと思いました。最初はそんな事望んでいなかったのですが、様々な人に勧められました。絶対になれると保障する人までいたので、彼はとんでもない無理をして王になってしまいました。けれど彼にふさわしい一番じゃなかったのでしょうか?結局殺されてしまいます。そんな哀れな物語を、お兄さんばかりが、いろんな踊りを交えて描きます。おじいさんも、子供も、そして女性まで、お兄さん達が演じます。はい、舞台には嘘やニセモノしか登場しません。しかし、どこにもないかに見える「本当」は、見てくれるみんなの心の中に現れます、きっと!


日程

8月16日(土)〜24日(日)

8月 16
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19
20
21
22
23
24
13:00-
17:00-
19:00-
会場
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
料金
子ども(小学生以下)500円 中高生 1,000円
おとな〈前売〉1,500円〈当日〉2,000円(全席指定)

受付開始・当日券の発売:開演の60分前/開場:開演の30分前

加納幸和 俳優・演出家・脚本家

1987年、花組芝居を旗揚げ。2012年に25周年を迎えた劇団の全ての公演を演出し、自らも女形として出演している。小劇場だけではなく大劇場での出演・演出も多数こなす。男性役も好評で、いまや女形の枠を超えたマルチな俳優として、テレビドラマや映画の出演など、映像作品でも活躍している。


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助成:一般財団法人地域創造